分子栄養学に持たれやすい印象
分子栄養学や藤川メソッドで、改善したという情報から色々と気になる人もいると思います。そのためまずは分子栄養学について、自分が見てきた中での話を少ししたいと思います。
「分子栄養学」って何?
そもそも、分子栄養学とは何か。それは海外で生まれた考え方です。
単純に「分子栄養学」と検索をしたら「分子栄養学とは、栄養を単に分子レベルから解析するだけでなく、食事全体として理解し、応用までつなげる材料供給」する事であると
分子栄養学部門 | 薬膳科学研究所
の情報が出てくるかと思います。
これだけを聞いても「高そう」「デカイ病院でもやっているところが少なそう」と思われるかもしれません。
しかし、実践的な分子栄養学は健康診断でもあるような血液検査のデータを見ながら、身体の不足している栄養素や状態を調べることができます。
(検査データの見方や話は別の記事にて書きます)
「分子栄養学」の認知度の低さ
これまでのお話から、意外とお手軽にできそうと思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実際、踏み込んだ内容になってくるとセミナーやアドバイザーの助けが必要ですが、根本的な部分においてはそれほど難しいものではありません。
しかし、実際に改善した人が出てきている反面、まだまだ実践している人は少ないですし、この療法自体をまだ知らない方もいます。
少なくとも医療現場において、オーソモレキュラー療法と言われる分子栄養学を学んでいない医師が多いため医者からのこの手のノウハウや知識はほぼ出てくることは稀といっても過言ではないかもしれません。
一部の歯科や耳鼻科や美容形成外科などで、アドバイザー資格をとり自由診療(保険適用にならないため)でやっているところがあるぐらいです。
※これに関しては藤川医師のブログでも色々と解説されているため、興味のある方はそちらをご覧いただいたほうが早いでしょう。
そのため、医者からはこの手の情報は得られないので「自分で調べてでも治そうとする」思いで、患者自身が自発的に動いて情報を得ていかないと得られる情報ではないと言えるかもしれません。
「分子栄養学」にもたれる印象。
これは私の体験と考えですが、分子栄養学アドバイザーは多くの発信窓口があり、定期的にためになる情報をシェアしてくれていることが多いです。
しかし、各傷病において目立つのが最終的な結論として「メンタル的な要因」に帰結することが多い。
勿論、全部を追っていればわかる話ですが、ブログと違いツイートの時系列をすべて正確に終える人はそうそういません。
そのため、精神的要因やメンタル的要因という言葉が独り歩きをしてしまって、分子栄養学が疾患を無視した根性論のような捉えられ方をしてしまう事があります。
化学物質過敏症や線維筋痛症を患った方の中には、通常の病院で相手にされず「精神疾患扱い」された方は非常に多くいます。
実際の患者の反応などを含めても「これらの病気は精神病じゃない!」「病気を知らない人が民間療法を語っている」との印象に繋がってしまいやすい面が見られています。
そもそも、これらの患者はあの手この手の治療やサプリを経験している人も多いため、この手の問題や療法には慎重な人が多く、「精神要因関連」の言葉の印象から自己防衛に入ってしまいその先の情報まで行き着けない事があるのです。
事実、私は藤川メソッドで先に改善情報を見ていなければ、「精神要因関連」の発信のインパクトから、分子栄養学に多額の金を投じてアドバイザーになった人の改善情報をそのまま信用できずにいたことでしょう。
先入観をすててニュートラルで見る必要がある
・これまで多くの療法やサプリを経験したけど、よくならなかった。
・専門医師が知らない内容だから、キケン。
・治った人や分子栄養学アドバイザーの「精神の問題」という言葉はいったん置いておこう。
まず精神的な要因が絡んでくるのは治療に取り組んで、回復が伸び悩んだり生活が改善し始めてからの話だと思った方がいいです。
言葉が独り歩きして内容が入ってこない以前に「有意義な情報があっても素直に受け入れられなくなる可能性がある」からです。
元々、内容や詳細情報が出てきにくいジャンルなだけに、不信感があればヒントを見落としやすくなるからです。
そのため、先入観をまずすてて情報を色々と見てみることをお勧めいたします。
しばらくは色々と私が見てきたり、実践してみた事を中心に体の変化や推移とともに書いてみたいと思います。
これらの記事や情報が、少しでも必要とされている人へ届きますように。